印刷前に確認！ポスターの一般的なサイズを用途別にご紹介
ポスターを印刷する際に、「どのサイズが適しているのか」と迷ったことはありませんか？
ポスターはさまざまなサイズで作れるものの、ポスターによる宣伝・集客効果を最大限に引き出すには、掲載場所や用途に応じたサイズを選ぶ必要があります。
この記事では、ポスターの作成を検討している方に向けて、一般的なポスターサイズの目安とともに用途別のおすすめサイズについて紹介します。ポスター掲載時に気をつけたいポイントもまとめていますので、ぜひ最後までご覧ください。
目次
一般的に使用されているポスターサイズの目安
ポスターにはさまざまなサイズがあるものの、日本では国際規格の「A判」シリーズと、日本独自規格である「B判」シリーズが一般的に用いられています。
なかでもA0やB0が1番大きく、そこからA1やA2、B1やB2と数字が1つ上がるほどサイズは小さくなります。
例えばA0サイズの半分がA1サイズ、A1の半分がA2サイズであり、これはB判についても同様です。
なお、B判の方がA判よりもひと回り大きいため、デザインや印刷の際には注意しましょう。
ポスターサイズの選び方！用途別のおすすめ
ここからは、用途別におすすめのサイズについて紹介します。
サイズによって視認性や訴求力なども大きく変わってくるため、掲示場所や用途に応じた適切なサイズを選びましょう。
イベント・告知ポスター
イベントや告知用のポスターには、A2やB2サイズがおすすめです。
A2は594mm×420mm、B2は728mm×515mmと近い距離での閲覧を想定しており、イベントの開催期間や時間などの詳細情報をしっかりと伝えるのに適しています。
また、コンパクトで取り扱いやすく、店舗内や商業施設内などさまざまな場所で掲示しやすいのも特徴です。
イベントに合わせた写真やイラストを配置して、見た人に「行ってみたい」と思わせるような、心を動かすポスターに仕上げることでより高い集客が期待できます。
駅構内ポスター・屋外広告ポスター
駅構内や屋外広告ポスターを作る場合は、A0やB0サイズが良いでしょう。
A0は1,189mm×841mm、B0は1,456mm×1,030mmとかなりの大きさで、その存在感は圧倒的です。多くの情報を掲載できるうえ、離れた場所からでも視認性が高いことから、駅構内や路上を歩く人に積極的にアピールできます。
また、文字やイラストなどを広い範囲に印刷できるため、形状を生かした迫力のある表現ができるのも特徴です。
店内のポスター・メニュー表
店内に設置するポスターやメニュー表を作成する場合は、A3やB3サイズが役立ちます。
A0は1,189mm×841mm、B0は1,456mm×1,A3は420mm×297mm、B3は515mm×364mmで、入口やレジ付近など店内に貼るのはもちろん、手に取っても見てもらいやすい大きさです。A4やB4よりも面積が大きいため、セールやキャンペーン案内、新商品の紹介など、A3やB3サイズなら十分な情報を提供できます。
また、適度に余白を入れながらデザインできるサイズのため、特に洋食店や居酒屋など、写真や説明を多く掲載したい飲食店のメニューにもA3やB3サイズはおすすめです。
映画ポスター
映画ポスターでは、B1サイズがよく使われている定番サイズです。
B1サイズは、1,030mm×728mmと大型で、劇場のロビーや商業施設の壁面など広いスペースでの提示に適しています。
視認性も高く、広範囲にわたって訴求効果を発揮するため、映画館付近を歩く人はもちろん、やや離れた位置から注目を集めたい場合にも有効です。
映画の魅力や世界観を表現するポスターに仕上げることで、映画館への誘導を促すこともできるでしょう。
学会・研究発表ポスター
学会や研究発表ポスターを作成する場合は、A0サイズがよく用いられています。
A0は1,189mm×841mmで、広い面積に文字情報やグラフ、画像などをバランスよく配置しやすいのが魅力です。広範囲の情報を1枚に集約できるため、自分の研究結果を聴衆に効果的に伝えることができます。
なお、参加する学会によって規格・サイズが異なるため、作成する前に必ず確認しておきましょう。
電車内広告ポスター
電車内広告ポスターには、B3やA3、B4サイズが一般的です。
例えば車内で見られる中吊り広告の多くは、515mm×364mmのB3、もしくはB3サイズの横幅を倍にしたワイドサイズで作られています。
一方で、ドア横のポスターなどは364mm×257mmのB4や、420mm×297mmのA3が使用されることもあります。
電車の車内広告ポスターはB判を基本に作られていることが多いものの、媒体や電鉄によってサイズが異なるため注意してください。
ポスター掲載時に気をつけたいポイント
ポスター掲載時は、以下のポイントに注意しておきましょう。
- フォントや情報量などを調節する
- 用途に応じた適切な仕上げをする
- 掲示場所のサイズ規格を確認する
フォントはポスターの視認性に大きく影響するため、特に大型ポスターの文字は、遠くからでも見やすいゴシック体がおすすめです。
情報も、詰め込みすぎると内容が分かりにくくなります。ポスターの作成前に、載せるべき情報を整理しておきましょう。
また、屋外用ならラミネート加工やUVカット加工、屋内用ならマット仕上げや光沢仕上げなど、用途に応じて適切な仕上げを選ぶことも大切です。
場所によっては、特定のサイズや掲載方法が決められている場合もあるため、作成前には必ず掲示場所の規格を確認しておきましょう。
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