選挙の候補者が使えるキャッチコピー|地域や学校で効果的にアピール

ポスターや演説などでよくみるキャッチコピーは、相手の関心を引き寄せるだけでなく、自分の考えや政策を知ってもらい、他の候補者との差別化を図るという重要な役割があります。
しかし、「なかなか良いキャッチコピーが思いつかない」と悩む方も多いのではないでしょうか?
そこでこの記事では、選挙の候補者が使えるキャッチコピーのアイデア出しのポイントについて紹介します。
キャッチコピーの作成例もあわせて紹介するため、ぐっと注意を引きつける魅力的なキャッチコピーを考えたい方はぜひ参考にしてみてください。
目次
キャッチコピーのアイデア出しのポイント
キャッチコピーを考える時は、まず以下の2つのポイントを意識しておくことをおすすめします。
- 短く簡潔な言葉を入れる
- アピールポイントを明確にする
こうしたポイントを意識することで、周囲の人の視線を止め、注目を集めるキャッチコピーができあがります。それでは、各ポイントについてみていきましょう。
短く簡潔な言葉を入れる
キャッチコピーを作るときは、10〜15文字程度にまとめるように意識しましょう。
キャッチコピーは、候補者や政党のアピールポイントが一瞬で伝わるものであることが大切です。
そのため、印象に残りやすいキャッチコピーを作るには、有権者がサッと読めるように、リズムの良い文章にする必要があります。ただし、いくらシンプルでも難しい専門用語があるとスルーされやすいため、できるだけ誰もがわかりやすい表現を心がけましょう。
そのほか、適切に句読点を付ける、あえて漢字ではなくひらがなを使うなど、見た目で強いインパクトを残すことも効果的です。
アピールポイントを明確にする
アピールポイントを明確にすることも大切です。
選挙では「未来」「次世代」という言葉がよく使われるものの、この言葉だけでは抽象的で曖昧な内容になってしまうため、効果的なアピールにはなりません。
一般的に有権者が知りたいのは、「候補者がどのような政策を行うのか」という点です。
そこで、例えば「正直な人が、報われる国に。」「教育費用の負担を軽減」などのように、キャッチコピーを考えるときは、数ある公約の中から1つだけをピックアップするようにしましょう。
投票後の具体的な行動を盛り込み、候補者の誠実さや有権者が得られる利点をイメージさせることで、メッセージ性の強いキャッチコピーができあがります。ただし、内容が公職選挙法違反にならないよう注意が必要です。
実際に使える!経験別のキャッチコピー15選
ここからは、キャッチコピーの作成例についてみていきましょう。
経験別にそれぞれ紹介するため、立候補を検討している方はぜひ参考にしてみてください。
なお、実際に使用する場合には、キャッチコピーの内容が公職選挙法に準じているか所定の選挙管理委員会に確認するようにしましょう。
新人・若手が使いやすいキャッチコピー
候補者が新人や30歳前後の若手の場合は、同じような若い世代に訴えるようなキャッチコピーがおすすめです。フレッシュな気持ちや理想、やる気などを強調して、道行く人にしっかりとアピールしましょう。
新人・若手が使いやすいキャッチコピーの例としては、以下のものが挙げられます。
- 若者目線で、子育て改革を
- 新世代で、明日の政治を変えませんか
- 若い力と熱い意思を区政に!
- 新しい風で、活気ある街づくりを!
- 未来を創る、若い力で
現職・ベテラン向けのキャッチコピー
現職やベテラン候補者の強みは、若手候補者にはない誠実さや、長年政治に携わってきた実績です。そのため、謙虚ながらも「功績」についてアピールし、有権者が「この人に託したい!」と思えるようなキャッチコピーがおすすめです。
現職・ベテラン向けのキャッチコピーの例としては、以下のものが挙げられます。
- 任せてください、心の通った街づくり
- 明るく暮らせる街を目指して◯年
- 福祉一筋◯年。住みやすい街を目指して
- 生の声を市政に!全力で地域貢献を約束
- 圧倒的な即戦力!暮らしに希望を
学校の選挙でも使えるキャッチコピー
学校の選挙で使う場合は、やる気はもちろん、あいさつ運動の徹底や意見ボックスの設置、校則の改善など、具体的な内容をキャッチコピーに盛り込むのも良いでしょう。
生徒会役員選挙などでも使えるキャッチコピーの例としては、以下のものが挙げられます。
- 声を力に!意見箱を活用させます
- 思い出に残る学校生活を
- 個人ロッカーを新しいものに!
- あいさつ運動を徹底します
- あなたの1票、無駄にしません!
ほかにも、「一生懸命」「有言実行」などのように、シンプルに四字熟語で表現するのもインパクトがあります。
思わず二度見する!?ユニークなキャッチコピー
候補者の出身地や出馬する地域を入れるなど、ユニークなキャッチコピーを使って地域住民に愛着を持ってもらいやすくするのもおすすめです。
ほかにも、その地域の特産品や候補者の名前を入れたり、選挙によるメリットを候補者自身がアピールしたりするのもインパクトが強く、覚えやすいキャッチコピーになるでしょう。
ユニークなキャッチコピーの例としては、以下のものが挙げられます。
- 〇〇(候補者名)パワーで住みやすい社会を
- あなたの意見が政治を変える
- 投票したから〇〇(政策)が変わる
- 市政に活力を!元気な〇〇(地域名)市へ
- 〇〇(地域名)市民の声をわたしに!
まとめ
キャッチコピーのアイデア出しのコツは、「短く簡潔な言葉にすること」と「アピールポイントを明確にすること」です。
数ある公約から1つに絞ることで、よりわかりやすく、メッセージ性の強いキャッチコピーができあがります。
ぜひここで紹介した作成例を参考に、候補者の想いを込めたキャッチコピーを作ってみてください。
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