横断幕によく使用されるトロマットとは?生地の特徴や価格などを解説

トロマットと聞いて、横断幕に使われやすい素材であることはわかっても、実際にどんな特徴があるのか、ほかの素材とどのように違うのかといった疑問をお持ちではないでしょうか。
このコラムでは、トロマットの特徴や他の生地との違いをはじめ、お手入れの方法や購入時の参考価格についてお伝えします。
トロマットの特徴や費用相場について理解できる内容となっていますので、ぜひ参考にしてください。
トロマットの特徴
トロマットとは、ポリエステル製の布生地で、普段目にすることも多い身近な素材です。
軽量でシワになりにくくやわらかいため、持ち運びに向いています。発色が良く、マットな質感で遠くから見てもデザインが目立ちやすい特徴があり、耐久性もあるため屋内はもちろん屋外での使用も可能です。
トロマットは横断幕や店頭幕をはじめ、タペストリー・椅子カバー・テーブルクロスなどに幅広く使われています。
トロマットが使われやすい商品
トロマットは横断幕やタペストリー、テーブルクロスといった商品で使われやすいです。
・横断幕


横断幕は、部活動やチームを応援するアイテムとしてよく使われます。屋内や、屋外で短期使用する場合にトロマットが使われやすいです。また、看板として使われる場合もあります。
・タペストリー


タペストリーは飲食店や個人グッズなどで使われやすいです。防炎加工ができるため、火を使う屋台や店舗などでも用いやすいです。
・テーブルクロス


テーブルクロスはイベントや展示会、屋台などでよく使われます。机の形に合わせて垂らすことができ、小さくたたんで持ち運びやすいためにトロマットが使われやすいです。
トロマットの「防炎加工」とは
トロマットには防炎加工を施すことも多いです。
「防炎加工」とは、製品に火がついても大きく燃え広がりにくくするために施される加工方法です。飲食店や屋台など、火を使う場所では、幕やテーブルクロスといったトロマット製品に防炎加工を施すとよいでしょう。場所・状況によって防炎加工が必須となっている場合もあるため、消防法や政令などを確認しましょう。
トロマットのお手入れ方法
ここでは、トロマットのお手入れ方法を紹介します。
トロマットの印刷面は摩擦に弱いため、洗うときは洗濯機の使用は避け、手洗いするのがおすすめです。ぬるま湯で優しく手洗いし、洗剤を使用したい場合は中性洗剤を使用しましょう。干す際は色あせしないよう直射日光は避け、プリントされている面を内側にしましょう。
トロマットは熱に弱いため、アイロンをかける場合は高温にせず80~150度に設定してください。
保管の際は、畳んでもシワがつきにくいため小さく折り畳んで収納しておくことが可能です。
ターポリンや他の布生地との違い
トロマットとターポリンは比較されることの多い素材です。耐久性があり屋内外で使用できるという点では共通していますが、それぞれ違いがあります。
トロマットはポリエステル製の布生地であり、短期間での使用や持ち運びに便利です。そのため、屋内イベントやスポーツ応援などによく使われます。
また、ターポリンに比べて安く手に入る傾向があることもメリットです。
ターポリンは、ポリエステル製の布や織物を合成樹脂ではさんだビニール生地です。
色あせしにくく、風雨にも強い特徴があります。屋外に常設したい場合に特におすすめで、建築現場の現場シートや日除け幕などによく使用されています。
トロマットとターポリンの違いについて、簡単に表でまとめました。
トロマット | ターポリン | |
素材 | 布製 | ビニール製 |
厚み | 約0.32mm | 約0.33mm |
重さ | 約160g/m2 | 約380g/m2 |
交換目安 | 約1~2年 | 約1~3年 |
防炎加工 | 加工可 | 加工済 |
用途 | 屋内のイベント幕 屋内スポーツ応援の横断幕 |
屋外イベントの横断幕 建築現場の現場シート |
また、トロマットと、同じ布生地であるトロピカル・ツイル・ポンジとの違いを以下の表でまとめました。いずれもポリエステル製の素材ですが、厚みや耐久性などが大きく異なります。素材を選ぶ際は用途に合わせて適切なものを選ぶと良いでしょう。
トロマット | トロピカル | ツイル | ポンジ | |
特徴 | 厚手で柔らかい 持ち運びに便利 |
ポンジより丈夫 価格がリーズナブル |
薄くて軽い 耐久性がある |
薄くて軽い 安価 |
厚み | 約0.32mm | 約0.2mm | 約0.27mm | 約0.14mm |
重さ | 約160g/m2 | 約100g/m2 | 約150g/m2 | 約60g/m2 |
交換目安 | 約1~2年 | 約6ヶ月 | 約1年 | 約3ヶ月 |
用途 | タペストリー 横断幕 |
紅白幕 法被 |
のぼり旗 懸垂幕 |
のぼり旗 |
トロマットは他の布生地に比べて厚く丈夫であり、耐久性に優れていることが分かります。
トロマットを使った製品の参考価格
のぼり印刷.comや、弊社姉妹サイトのMAKUSHOPでは、トロマットを使った、横断幕やタペストリー、テーブルクロスを販売しています。参考価格を紹介しますので、購入時の参考にしてください。
・トロマットを使った横断幕の参考価格
まずは、トロマットを使った横断幕の参考価格についてまとめました。
サイズ | トロマット1枚あたり | の価格(税込)防炎トロマット1枚あたり | の価格(税込)
横120cm×縦60cm | 4,620円 | 6,930円 |
横120cm×縦120cm | 6,652円 | 9,979円 |
横180cm×縦120cm | 8,607円 | 12,733円 |
横240cm×縦180cm | 15,228円 | 22,464円 |
横240cm×縦210cm | 15,724円 | 23,284円 |
※プラン:完全データ入稿 仕様:通常仕様(オプションなし) 枚数:1枚 の場合
※参考価格は一例です。商品の詳細は商品ページをご確認ください。
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・トロマットを使ったタペストリーの参考価格
続いて、トロマットを使ったタペストリーの参考価格を表にまとめました。
サイズ | タペストリー1枚あたり | の価格(税込)
A1、A2、B2、B3、ショート | 2,310円 |
レギュラー | 2,890円 |
B1 | 3,120円 |
A0 | 3,465円 |
ワイド | 3,985円 |
B0 | 4,105円 |
※プラン:完全データ入稿 仕様:通常仕様(オプションなし) 枚数:1枚 の場合
※参考価格は一例です。商品の詳細は商品ページをご確認ください。
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・トロマットを使ったテーブルクロスの参考価格
最後に、トロマットを使ったテーブルクロスの参考価格を表にまとめました。
タイプ | テーブルクロス1枚あたりの価格(税込) |
前掛けタイプ (横150cm×縦130cm) | 9,009円 |
フラットタイプ (横270cm×縦130cm) | 12,372円 |
ボックスタイプ | 27,500円 |
※プラン:完全データ入稿 仕様:通常仕様(オプションなし) 枚数:1枚 の場合
※参考価格は一例です。商品の詳細は商品ページをご確認ください。
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まとめ
今回のコラムでは、トロマットの特徴をはじめ、他の生地との違い、お手入れの方法、購入時の価格についてお伝えしました。
トロマットは屋内外で使用できる、軽くて持ち運びやすい布生地です。身近な素材であり、タペストリーや横断幕などの幅広い用途に使用できます。
コラムを参考に、トロマット生地製品の導入をぜひ検討してみてください。