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タペストリーのシワや折り目を取る方法|その他注意事項もご紹介

タペストリーのシワや折り目を取る方法|その他注意事項もご紹介

タペストリーとは、風景や動物、模様などが織られたヨーロッパで発展を遂げた室内装飾用の壁掛けのことを指します。本来はインテリアのための織物でしたが、現在はイラストや写真が印刷されたタペストリーも豊富です。ビニールや合成紙のタペストリーも増えたことで、用途も広がりました。

主にポスターのように壁を飾ることが多いタペストリーですが、シワや折り目がついていると見栄えがよくありません。

この記事では、タペストリーのシワを取る方法に加え、避けるべき設置場所とお手入れ方法、シワや汚れが付きにくい保管方法をお伝えします。

タペストリーは、壁掛けという性質上、梱包や保存の際に折りたたむことが多くなります。折りたたむとどうしても折り目がシワになってしまうので、いざ飾ろうと取り出した時にシワが気になってしまうこともあるのではないでしょうか。

以下に、タペストリーを傷めずに折り目についたシワを取る三つの方法をご紹介します。大切なタペストリーのシワが気になるという方は、是非試してみてください。

一つ目は、アイロンがけをする方法です。タペストリーは基本的に布製のものが多いため、服やハンカチ同様に、アイロンがけでシワを伸ばしてみましょう。

印刷されたタペストリーの場合、アイロンを充てることでインクが滲む場合があります。生地の傷みを防ぐためにも、あて布をして裏側からアイロンを充ててください。なかなかシワが伸びない場合、スチームも有効です。スチーム機能がないアイロンであれば、霧吹きで湿らせてからアイロンをかけてもスチームと同じ効果が得られます。

また、タペストリーの素材によって、適したアイロンの温度が異なります。綿であれば高温でも構いませんが、 ポリエステルなどの合成繊維であれば110℃から150℃程度の低温を選びます。塩化ビニールや合成紙で作られたタペストリーは、そもそもアイロンに適しません。

綺麗に仕上げるためにアイロン台を使うこと、生地をたるませないように同一箇所に長時間アイロンをかけないことも大切です。

二つ目は、シワ取りスプレーを使う方法です。一つ目の方法でご紹介したアイロンは低温で使用しても生地を傷める可能性があるため、タペストリーの素材によってはシワ取りスプレーを使用する方が良いこともあります。

まず、 タペストリーからある程度(20cm程)離れた場所からシワ取りスプレーをかけます。タペストリーがスプレーの薬液で湿ったら、生地を手で引っ張りシワを伸ばします。 あとは物干し竿などに吊るし、乾くまで干しておくだけです。

素材によっては不向きな可能性もあるので、シワ取りスプレーの注意書きを事前にしっかり確認しておきましょう。スプレーをかけた部分が染みになってしまうリスクを考え、念のために同じ素材の別の布、あるいはタペストリーの目立たない部分でスプレーを試しておくと安心です。

三つ目は、タペストリーをお風呂場でつるす方法です。アイロンもシワ取りスプレーも不向きな塩化ビニール素材のタペストリーのシワを伸ばしたいという場合は、こちらの方法を試してみてください。

やり方はシンプルで、お風呂に入った後でタペストリーをお風呂場につるすだけです。 湯船に張ったお湯は抜かず、蓋をせず、そのままにしておきます。換気扇も付けません。湯船から立ちのぼる蒸気がスチームの役割を果たし、タペストリーのしわを伸ばしてくれます。 アイロンやシワ取りスプレーほど強い効果が得られないこともありますが、何度か繰り返すことで徐々にシワが薄くなっていきます。また、タペストリーが浴室の壁やシャワーカーテンなどに接触しないように注意が必要です。

ただし、インクジェット印刷で作られたタペストリーの場合、湯気によってインクが滲むリスクがあります。この方法を試す前に、タペストリーの注意書きを確認しておくことが必要です。

タペストリーは、壁などにインテリアとして飾るためのものです。お気に入りだからといって大切にしまい込むのではなく、飾って楽しんでこそのタペストリーだと考える方もいるでしょう。

タペストリーを飾る場所を選び、傷や汚れが極力付かないように気を付けることが、購入時の状態を維持するポイントです。以下に、タペストリーを飾るには不向きな場所をご紹介します。

まず避けるべきなのは、高温多湿の場所です。ストーブやエアコンの熱気が当たる場所、台所やお風呂場、結露が起きやすい窓の近くといった場所に、タペストリーは適しません。タペストリーが熱で変質してしまったり、湿気でカビが生えてしまったりといった劣化に繋がる可能性があるからです。

どうしても高温多湿の場所に飾りたいという場合は、劣化のリスクがあることを踏まえた上で、比較的湿気や熱に強い素材のタペストリーを選びます。例えば、暖房器具や調理器具の近くに飾る場合は燃えにくい防炎生地のタペストリー、湿度の高い場所に飾る場合はラミネート加工生地のタペストリーなどが考えられます。湿度の高い場所であれば、除湿剤の設置や除湿器の稼働、こまめな換気を行うことで劣化リスクを下げることも可能です。

強い紫外線があたる場所も、タペストリーを飾る場所としては不向きです。太陽の光に含まれる紫外線が、インクの変色や色褪せの原因になるからです。

直射日光が当たる場所、日当たりの良い場所に飾られたタペストリーは、どうしても変色、色褪せしていきます。毎日少しずつ色の変化が起こるため意識しにくいですが、他のタペストリーや家具で隠れている部分と比べると一目瞭然です。壁に飾る以上、多少の変色は避けられないことではありますが、できるだけ綺麗な状態で長くタペストリーを楽しむために強い紫外線があたる場所は避けることをおすすめします。

続いて、タペストリーのお手入れ方法を押さえておきましょう。飾っているタペストリーには、ほこりなどの汚れが付着します。放っておくと染みや変色が起きることもあるため、定期的なお手入れが必要です。

塩化ビニールやラミネート加工された生地のタペストリーは、柔らかいタオルや布巾などで水拭きを行います。ひどい汚れの場合は、薄めた洗濯用洗剤をタオルや布巾に染み込ませ、優しく拭います。いずれも乾いた布で水気を拭き取り、陰干しをしてください。

綿などの布でできたタペストリーは、ぬるめのお湯で優しく手洗いします。タペストリーが痛むので、洗剤や洗濯機は使いません。手で捻って絞ると生地が痛むので、乾いたタオルで挟んだり押さえたりして水分を抜き、陰干しで完全に乾かします。

ユポなど合成樹脂を主原料とした合成紙製のタペストリーは、水拭きも手洗いもできません。水分が破損の原因となります。

最後に、シワや汚れが付きにくいタペストリーの保管方法をお伝えします。

季節ごとにタペストリーを変えたり、多くのタペストリーをコレクションしたりといった場合、やむを得ずタペストリーを保管することになります。その際は、折りたたむのではなく丸めて収納袋や専用ケースに保管してください。ラップの芯や紙管を中心にして丸め、紐や輪ゴムで留めておくとシワが付きにくいのでおすすめです。その上でOPP袋に入れておくと、ほこりや汚れの付着を防ぐことができます。

また、保管の際は高温多湿の場所を避けましょう。物置やクローゼットは湿度が高くなりやすいため、除湿剤などを活用しましょう。

タペストリーのシワをとる方法、設置場所とお手入れ方法に加え、保管方法を解説しました。

インテリアの中で、壁面の装飾は大きな要素です。タペストリーによって部屋の雰囲気をぐっと変えることができますし、好きなキャラクターやアイドルのタペストリーは気分を向上させてくれます。

大切なタペストリーを長く楽しむために、日頃のお手入れや保管にも気を配ってみてください。