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のぼりに関する基礎知識!漢字の意味や定義、旗との違いを解説

のぼりに関する基礎知識

店頭やイベント会場、施設などに設置されている「のぼり」は、日常的に見かける身近な存在です。ただ、のぼりは漢字でどう書くのか、のぼりと旗はどう違うのかなど、意外と詳細については知られていないかもしれません。

この記事では、のぼりの漢字や定義、使用されている場面、のぼりと旗の違いについて解説しています。のぼりの基礎知識を知ることで、何気なく目にしていたのぼりに関する興味関心が一層深まることでしょう。

「のぼり」は、漢字で書くと「幟」です。「幟」のへんである「巾」は「はばへん」、あるいは「きんべん」と読み、布や布で作った物を意味します。つくりである「音」は目印を、「戈」は矛(長い柄に刃がついた武器)を意味します。つまり、「幟」は「目印のために布を付けた武器」を表しています。

現在ののぼりの形になったのは、戦国時代だと言われています。戦場で敵と味方を判別するために自陣や背中に立てて使っていたそうで、「目印のために布を付けた武器」という漢字が当てられているのも納得できる背景です。

旗の形状例

のぼりとは、上と左右どちらかの側面にチチと呼ばれる輪っかを付けた生地のことです。チチが付いている部分に棒やポール・竿を通し、二辺を固定することで設置することができます。のぼりが作られた当時はチチのみでしたが、現在では二辺が袋加工になった棒袋縫い加工も使われることがあります。

のぼりと混同しやすいアイテムに「旗」があります。のぼりと旗は同じもののように思えるかもしれませんが、実は形状や用途が異なっているのです。

のぼりは、街頭で見かけるような縦に長い形状が一般的です。

旗には、特に決まった形状はありません。旗には手旗や団旗、国旗などの様々な種類があり、長方形や正方形、三角形といった多種多様な形があります。

前述したように、のぼりは上部と左右どちらかの側面を固定して使用します。

一方、旗は左右のどちらか一方の側面のみを固定し、上部は特に固定しません。

生地の違い

のぼりの多くは、薄く裏抜けがいいテトロンポンジ生地を使用しています。軽い生地のため、風になびきやすく低価格で購入できます。

旗は、のぼりと同じテトロンポンジをはじめ、発色がよくしなやかな光沢があるテトロンツイルや幕でも使えるトロマットなどの布生地も使用されます。屋外や長期設置する場合は、テトロンポンジより分厚い生地の使用がおすすめです。

テトロンポンジについてはこちらの記事で詳しく説明しています。

トロマットについてはこちらの記事で詳しく説明しています。

のぼりは、主に店舗の販売促進やイベントの告知といった集客のために使用します。通行人や来場者の注目を集め、提供している商品やサービスをアピールするのが目的です。神社で使用する場合も、信仰心や神様が与えてくれるご利益を示しているということになります。

旗は、スポーツの応援や観光ガイドの誘導、国やコミュニティの象徴として使用します。団旗や社旗、応援旗などと呼ばれることもあります。外部にアピールするというよりも、内部で士気や仲間意識を高め、団結することが目的です。

のぼり
見た目の一例 のぼり旗のシルエット 旗のシルエット
目的 通行人・来場者へのアピール、周知 士気や仲間意識を高め、団結すること
形状 縦に長い 特に決まっていない
固定する位置 上部と左右どちらか一方の側面 左右どちらか一方の側面
生地 テトロンポンジ テトロンポンジ
テトロンツイル
トロマット
用途 店舗の販売促進、告知、装飾
神社の信仰心を示す、神様への目印
スポーツの応援や観光ガイドの誘導
国やコミュニティの象徴
のぼり旗の形状例

続いて、現在のぼりがどんな場面で使われているのか、具体的にご紹介します。

飲食店や小売店で使われるのぼり

東京都 タイ食堂・パリカの台所・福成様

飲食店や小売店、コンビニエンスストアなどの店頭や駐車場に設置されるのぼりは、横600mm×縦1,800mmのレギュラーのぼりと呼ばれるものが一般的です。狭い路地や道などに設置する場合は、縦や横のサイズがレギュラーのぼりより短い、横450mm×縦1,800mmのスリムのぼりや横450mm×縦1,500mmのスリムショートのぼりがおすすめです。

飲食店や小売店で設置されるのぼりのデザインは、定番メニューや料理名、キャンペーンや割引情報などお店の特徴を載せたものが多く、通行人の目に留まりやすいデザインになっています。認知や販売促進の効果が期待できるため、店をアピールする用途として使用されています。何度も利用することの多いコンビニエンスストアなどのような店舗でも、新商品や各種予約受付など、新規だけでなく既存客にもアピールできるようなのぼり旗がよく設置されています。

イベントや祭りで使われるのぼり

イベントや祭りで使われる飲食のぼり

イベント会場や祭りなどでは、会場の場所を遠くからでも伝わりやすくするために、比較的大きめサイズの横700mm×縦2,100mmのビッグのぼりや横900mm×縦2,700mmのジャンボのぼりが使われます。より目立たせたい場合は、変形カットやセイルのぼりなどの特殊な形をしたのぼりもおすすめです。
イベント会場や祭りなどで設置されるのぼりのデザインは、イベント内容を分かりやすく記載したものや場所・会場の名前などが記載されたものが多く、注目を集めやすくなっています。

また、オリンピックや箱根駅伝、映画のPR活動などといった特定のイベントの誘致や宣伝、会場の雰囲気づくりなどにのぼりが使われることもあります。全国各地で行うようなイベントであれば、現地の文化や方言に合わせてデザインを変えて作るなどの工夫をするケースもあります。

注意喚起や呼びかけで使われるのぼり

注意喚起や呼びかけで使われるのぼり

交通安全や注意喚起、呼びかけなどで使われるサイズは、屋外に設置する場合、蛍光生地を使用したレギュラーサイズののぼりが多いです。
屋内に設置する場合は、卓上や受付などに設置できる横100mm×縦300mmのミニサイズののぼりが多いです。

見通しの悪い場所や事故が多発している道路沿いに設置されることが多いので、デザインは遠くからでも見やすい蛍光色や誘目性の配色が多く使われます。

神社や相撲など特定の場所で使われるのぼり

大阪府 天龍神社・神宮寺五龍院様

神社で使われるのぼりは、奉納のぼりと祈願のぼりの2種類があります。奉納のぼりは、神社の紋章や名前などをのぼりに書いて参道や神社内に設置されています。
奉納のぼりの大きさは、レギュラーサイズののぼりから縦が7,000mmほどあるサイズまで様々です。
祈願のぼりは、「合格祈願」「厄除け祈願」など神様に願うことが書かれていることが多いです。
祈願のぼりの大きさは、レギュラーサイズで、背景が赤色・白色、文字が白色・黒色などシンプルなデザインが多いです。
神社で設置されているのぼりについてこちらの記事で詳しく説明しています。

相撲で使われるのぼりは、横700mm×縦5,400mmのサイズが多く通常ののぼりより大きいサイズになります。日本相撲協会が主催する大会で設置する場合は、許可が必要かつ専門の作成業者がいるため事前に確認を行いましょう。

のぼりのサイズや種類についてはこちらの記事で詳しく説明しています。

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レギュラーのぼり旗

のぼりを設置する時の注意点

幕や看板などに比べて手軽に設置しやすいのぼりですが、通行人や周辺地域の迷惑にならないよう設置する必要があります。のぼりは専用のポールにチチを通し、スタンドに挿して取り付けます。邪魔になる場所に設置すると、お店の印象が悪くなったり会社に問い合わせがあったりする可能性が高まります。場所や地域によっては、のぼりの設置に関してルールが決まっていることもあるので、事前に確認した上で注文を行いましょう。

また、生地・設置環境によりますがのぼりの交換目安は3ヶ月程度です。屋外で設置している場合は、雨や風の影響を受けやすく、光に当たるため色あせもしてしまいます。営業時間外や天候が悪い時はなるべく室内で保管しておくといいでしょう。

のぼりの漢字や使用されている場面について解説し、のぼりと旗の違いについて表にまとめました。普段はあまり漢字で表記することのないのぼりですが、背景を知ることで街頭ののぼりに対するイメージも変わったのではないでしょうか。

また、似ているように思えるのぼりと旗ですが、実は明確に違いがあることもお伝えしました。日々の生活の中でのぼりや旗を目にした際は、この記事でご紹介した内容を思い出してみてください。